「不機嫌なジーン」を見ているわけだが | 日々是好日

「不機嫌なジーン」を見ているわけだが




著者: リチャード・ドーキンス, 日高 敏隆, 岸 由二, 羽田 節子, 垂水 雄二
タイトル: 利己的な遺伝子



のっけから、ドーキンス。今更?って感じがしなくもないが、テレビで初めて知る人も多いのかなー。しかもこれが浮気をしてしまった男の言い訳に使われてしまっているのだから始末が悪い(^_^;)
つかさ、これを真に受けて、浮気の言い訳にドーキンスのこの著書をいいかげんに(としか私には思えない)使いまわす輩が増えたらどーすんのよ。

お話はまあありがちなラブコメです。元彼、自分、今の彼、という三角関係であーだこーだする、という感じ。そこへ無理やり有明湾問題を絡めてやれー、というノリ。

元彼役をやっている、内野聖陽が独走してます。さすがの演技派。顔がでかいのが気になるけど、頑張ってるなあ、と。この人って昔気質な男の印象しかなかったけど尻軽な役をやらせてもうまいなあ。

主役の竹内結子が昔より綺麗になっているのはいいけど、恋に不器用、という感じがイマイチ出てない気が。肝心要の今彼にラブラブ、というのがどう贔屓目に見ても感じられないのはどーしたことだ。元彼@内野と絡んでいるシーンは生き生きしているのに。

そして今彼の黄川田将也、台詞棒読み状態、学芸会レベルorz
竹内とからんでいるシーンは恥ずかしくて(あまりに下手で)見てられないのはつらい。我慢して見ているのだけど、昨夜の虫と親子の件で激怒する場面でドン引き。
「自分と一緒のときくらい、虫を一番に考えるのはやめて欲しい」という恋する男の気持ちを表現したいと思った場面がアレナノカヨ~。助けてくれー。


何がいけないかって、昔の彼を忘れて今の彼に夢中になれるほど今彼が魅力的に見えない、というのが致命的だと思われ。たとえば誠実さにひかれた、というのならその誠実さを表すような場面をさりげなく嫌味なく入れてくれればまだなんとかなっているような気がします。



とか文句を言いつつ最終回までは見るデス。
暴走@内野のキレた芝居を楽しみに。